言語聴覚士について
Q 言語聴覚士って何ですか?
A 言語聴覚士(スピーチセラピスト:ST)は、ことばや聴こえなどの障害のため、コミュニケーションを取ることが難しい人を支援する専門職です。食べたり飲んだりすることが難しい(嚥下障害)人に対する支援も行います。
平成11年にできた新しい国家資格です。対象となる患者さんは、子どもから大人まで幅広く、高齢化社会の進行などに伴い今後増加が予測されます。
Q 言語聴覚士は現在、何名くらいいますか?
A 全国に約1万6千名おり(2009年現在)、今年も1344名の言語聴覚士が誕生しました。しかし、対象となる患者さんのニーズに十分応えるためにはまだまだ十分ではありません。
Q どうしたら国家試験が受験できますか?
A 言語聴覚士養成校(修業年限3~4年)を卒業すると受験できます。
一般の大学を卒業してから、2年制の養成校で学ぶという道や科目履修制もあります。
詳しくは、日本言語聴覚士協会のホームページを参照ください。
本学のコミュニケーション障害学科(4年制)は、国公立大学で唯一の養成学科です。
コミュニケーション障害学科について
Q 県立広島大学コミュニケーション障害学科で学ぶメリットは何ですか?
A 設備、教員数、カリキュラムが充実しています。教員一人当たりの学生数は約6名で、きめ細かな指導を行っています。各クラスには、チューターと呼ばれる担任の教員が配置されています。
学部内に附属診療所があり、学科の教員が日々、患者さんのリハビリテーション・指導を行っています。授業を担当している教員が実際に言語訓練をしている場面を見学することができます。また、早い段階から、学内で実習が行われており、理論と実践の両方の学習が可能です。
専門分野だけでなく、チーム医療アプローチも学ぶことができます。言語聴覚士が一緒に働くことが多い、看護、理学療法、作業療法、社会福祉の専門職を養成する学科が同じキャンパス内にあるので、学科横断で行うチーム医療福祉論、チーム医療福祉演習等を通して、チーム医療に必要な知識、感覚を学生の段階から身につけることができます。
言語聴覚士になるために必要な専門科目のほか、ヘルスコミュニケーション論、対人コミュニケーション論、グループダイナミクスなど、人のコミュニケーションについて学んだり、考えたりする科目も開講されています。
Q 広島県内の出身者が多いのですか?
A 北海道から沖縄まで全国から学生が集まっています。
Q 卒業までにどれくらい費用がかかりますか?
A 入学時に納付する入学料は、広島県内の方282,000円、広島県外の方394,800円。
授業料は、年額535,800円。
その他に、保険料、教科書代(年額約4~11万円)、実習着代(4年間で約1~3万5千円)などが別途必要になります。
また、本学科では病院や施設などで学外臨床実習を実施していますが、実習期間に宿泊するためのアパートなどの家賃や実習地までの交通費が必要になります。学外臨床実習は3年次と4年次に合計2回ありますが2回分合わせてここ数年は一人当たり20万円程度積み立てています。
Q 言語聴覚士国家試験の合格率はどれぐらいですか?
A 2009年度の本学科の卒業生27名中、合格者は27名で合格率は100%でした。グラフのように、毎年卒業生のほとんどが国家試験に合格しています。
Q 卒業生はどんなところに就職していますか?
A 就職先は、公立病院、大学病院や総合病院のリハビリテーション科・耳鼻咽喉科やリハビリテーション専門病院などの医療機関、老人保健施設、身体障害者福祉センター、心身障害児通園施設、補聴器等の関連企業などです。
求人は、学生定員30名に対して毎年300件から400件寄せられます。
そのほか、大学院(2年修士課程)に進学する卒業生もいます(本学にも設置されています)。